「はじめてのVST3プラグイン作り」の更新

VST SDK 3.7.2の公開に伴い、「はじめてのVST3プラグイン作り」のサンプルを更新しました。

あわせて、下記のページについて、記載や手順を修正しております。

※更新したページ

はじめてのVST3 さっそくVST3プラグインを作成する方法を記載しています。
MIDIメッセージの受取2 MIDIのControl Change、Pitch Bendなどのメッセージを受け取る方法の記載しています。
ツールを使ったVST GUIの作成方法 Inline UI Editor for VST3というツールを使ってVST GUIを作成する方法を記載しています。

ご参考になればと思います。

VST3プラグイン作りの情報はこちらにもございます → はじめてのVST3プラグイン作り

ご指摘やご質問などがございましたら、コメント欄か掲示板Twitterでご連絡いただければと思います。

VST SDK 3.7.2が公開されました

VST SDK 3.7.2が公開されました。

参考→sdk.steinberg.net

変更点は下記のようです。(公式サイトとマニュアルからの翻訳ですが英語は自信がないです。)

  • インターフェイス・フラグ等の修正
    • 新しい列挙型の追加
    • speaker arrangementに3D用のスピーカー構成「K220」が追加
      K220の構成は「L R C Ls Rs Lc Rc Cs Sl Sr Tc Tfl Tfc Tfr Trl Trc Trr Tsl Tsr Bfl Bfc Bfr」
    • 下記の定義済みスピーカーアレンジメントの名称を変更
      • 7.1 Music (Dolby) → 7.1
      • 7.0 Music (Dolby) → 7.0
      • 7.1 Cine (SDDS) → 7.1 SDDS
      • 7.0 Cine (SDDS) → 7.0 SDDS
  • ヘルパークラスの修正
    • 新しくモジュールの初期化を制御するファイル「moduleinit.cpp」と「moduleinit.h」を追加
    • #include <Windows.h>を#include <windows.h>に修正
    • HostAttributeList::getString()関数における文字列コピーの不具合を修正
    • SliceProcessingTest、ValidStateTransitionTestの不具合を修正
    • C++ 20における「module_linux.cpp」のビルドの不具合を修正
  • VST GUIの変更
    • バージョンを4.10に変更
    • 最低要件をC++ 14に変更
    • VSTGUI::init()とVSTGUI::exit()で明示的に初期化・終了するよう変更
    • UIDescriptionファイルをXML形式からJSON形式に変更。XML形式を非推奨に
    • VSTGUI_ENABLE_XML_PARSERを0に設定することでXMLパーサーとexpatライブラリをビルド時に削除できるように変更
  • ライセンスの変更
    • ライセンスバージョンが2.1に変更(すでに2.0に署名している場合は再度署名する必要はない)
  • CMAKEの修正
    • コードのスタイルを変更
    • C11のアトミックヘッダーのチェックを追加
    • target_compile_featuresで各ライブラリのC++バージョンの最低要件を定義
    • デフォルトで使用するC++バージョンを上書きするためのフラグ「SMTG_CXX_STANDARD」を追加
    • バイナリファイルの出力先フォルダを変更するフラグ「SMTG_CUSTOM_BINARY_LOCATION」を追加
    • アドレスサニタイザーを有効にするフラグ「SMTG_ENABLE_ADDRESS_SANITIZER」を追加(clang、gcc用)
    • 新しいファイル「SMTG_SetDebugExecutable.cmake」を追加
      デバッグ用のアプリを事前構成できるように
    • 「SMTG_FindJack.cmake」にある「LOCAL_JACK_LIB」のWindowsにおける不具合を修正
    • Windowsにおける共通フォルダのリンクの不具合を修正
    • validatorを使用した単体テストに失敗すると、プラグインリソース/スナップショットがコピーされない不具合を修正
  • プラグインラッパーの修正
    • macOSにおkるAAXラッパーの不具合を修正
    • Xcode 12におけるAUv2ラッパーの不具合を修正
  • サンプルの追加・修正
    • 新しいサンプルホストアプリ「VST3 Inspector」を追加
      VSTGUIを使用して、VST3プラグインのファクトリーを解析するサンプル。
    • いくつかのサンプルで最低要件をC++ 14に変更
  • VST3PluginTestHostの修正
    • メニューに「プリセットパラメータをXMLとしてエクスポート」機能を追加。これにより、VST3プリセットの自動ロードとXMLファイルとしてエクスポートが可能に。
  • VST 3 Project Generatorの修正
    • オープンソース化を実施。 GitHubにて公開。
    • macOS用のユニバーサルバイナリに対応(Intel/M1)
    • macOSでcmakeを検索するための別のデフォルトフォルダを追加
    • cmakeを使用してバンドルIDの設定するよう修正
    • キーボードフォーカスのナビゲーションを修正

VST3についての情報は下記にもございます。

また、質問やご指摘はコメント欄や掲示板Twitterでいただけばとおもいます。

掲示板
■Twitterアカウント:@vstcpp   URL:https://twitter.com/vstcpp

「VST3ホスト開発01~03」の更新

VST SDK 3.7.1の公開に伴い、「VST3ホストの開発環境と設定」「VST3プラグインの読み込みと情報表示」「音声処理クラスの作成と初期化」を更新しました。

※更新したページ
 VST3ホスト開発01 – VST3ホストの開発環境と設定
 VST3ホスト開発02 – VST3プラグインの読み込みと情報表示
 VST3ホスト開発03 – 音声処理クラスの作成と初期化

ご参考になればと思います。

グリッチエフェクト – Utsbox Glitch

概要

テープストップやリトリガー等、複数のエフェクトを内蔵したグリッチエフェクターになります。
オートメーションだけでなく、MIDI(ノートオン・オフ、CC)でエフェクトを操作することが可能です。

最新版はこちらからダウンロードできます。

  Download→UtsboxGlitch_v2.3a
  旧バージョン(UtsboxGlitch_v2.2)

ダウンロードする前にUtsbox Glitchのより詳細な内容を知りたい場合は下記にマニュアルあります。

  マニュアル→UtsboxGlitchManual_v2.2


※画面は開発中のものです。

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「VST3開発環境の準備」「VST3プロジェクトの作成」の更新

VST SDK 3.6.11の公開に伴い、「VST3プラグイン開発01 – VST3開発環境の準備」と「VST3プラグイン開発02 – VST3プロジェクトの作成」を更新しました。

※更新したページ
 VST3プラグイン開発01 – VST3開発環境の準備
 VST3プラグイン開発02 – VST3プロジェクトの作成

ご参考になればと思います。

古いVST SDKでのVST3開発環境の準備

古いVST SDKでのVST3開発環境の準備

こちらの記事はVST SDK 3.6.14以前のバージョンでのVST3環境の準備方法になります。
過去の記事ですので、内容としては古いものになりますので、新しいバージョンのVST SDKを利用している場合は、下記をご参照ください。

  VST3開発環境の準備→VST3開発環境の準備

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