概要
テープストップやリトリガー等、複数のエフェクトを内蔵したグリッチエフェクターになります。
オートメーションだけでなく、MIDI(ノートオン・オフ、CC)でエフェクトを操作することが可能です。
最新版はこちらからダウンロードできます。
Download→UtsboxGlitch_v2.3a
旧バージョン(UtsboxGlitch_v2.2)
ダウンロードする前にUtsbox Glitchのより詳細な内容を知りたい場合は下記にマニュアルあります。
マニュアル→UtsboxGlitchManual_v2.2
※画面は開発中のものです。
動作環境
下記の環境で動作する64bitのVST3規格に対応したDAWが必要となります。(動作確認はCubase 10で実施しております。)
- Windows 10 64bit
※32bit OSでは動作いたしません。
※VSTはヨーロッパおよびその他の国で登録されたSteinberg Media Technologies GmbHの商標です。
VST is a trademark of Steinberg Media Technologies GmbH, registered in Europe and other countries.
使い方
インストール
ダウンロードしたZIPファイルを任意のフォルダ(デスクトップ等)に解凍します。
解凍したフォルダには下記フォルダが作成されます。
- UtsboxGlitch.vst3 … VST3プラグイン本体が含まれるフォルダです。
- Readme.txt … 本VST3プラグインの概要を記載したファイルです。
フォルダ「UtsboxGlitch.vst3」をVST3用フォルダ配下(下記)へ移動もしくはコピーしてください。
古いバージョンからバージョンアップする場合は元のフォルダ・ファイルを新しいフォルダ・ファイルで上書きしてください。
- C:\Program Files\Common Files\VST3
Ableton LiveでダウンロードしたVST3プラグインが認識されない場合、フォルダ名を「UtsboxMIDITool2.vst3」から「UtsboxMIDITool2」に変更して試してください。
(Ableton Liveが「~~.vst3」で終わるフォルダをVST3ファイルと誤認識するのが原因のようです。)
※バージョンアップ時のご注意※
下位互換はございませんのでバージョンアップに伴い、一部のパラメーターが初期化されたり、他の値に置き換わったりする場合があります。
バージョンアップ後は、DAWで設定を都度ご調整ください。古いバージョンが必要な場合は、ご連絡ください。連絡先は本ページ 下部の「不具合・要望について」に記載しています。
アンインストール
VST3用フォルダにコピーしたファイル「UtsboxGlitch.vst3」フォルダを削除してください。
レジストリ等は使用しておりませんので、ファイルを削除するだけでアンインストールができます。
使用方法
ご利用のDAWから、本VST3プラグインを読み込んでください。
読み込んだ後、必要な内蔵エフェクトのEffectボタンをOnにしてください。Onにすることで内蔵エフェクトが有効になります。
下記はDelayのEffectボタンの位置になります。すべての内蔵エフェクトに同じようにEffectボタンがあります。
MIDIの対応
各内蔵エフェクトの有効・無効の切替と、内蔵エフェクトのパラメーターのランダム化をMIDIノートで操作できます。
※下記の表記は「中央のド=C4」で表記しています。(YAMAHA社のMIDIノート表記は「中央のド=C3」となっている点に注意ください。)
MIDIノート | 内蔵エフェクト | MIDIノート | 内蔵エフェクト |
---|---|---|---|
C3(48) | Delay Effect On/Off | C5(72) | Delay Randomise |
D3(50) | TapeStop Effect On/Off | D5(74) | TapeStop Randomise |
E3(52) | Filter Effect On/Off | E5(76) | Filter Randomise |
F3(53) | Lo-Fi Effect On/Off | F5(77) | Lo-Fi Randomise |
G3(55) | Shuffler Effect On/Off | G5(79) | Shuffler Randomise |
A3(57) | Ritrigger Effect On/Off | A5(81) | Ritrigger Randomise |
B3(59) | Reverser Effect On/Off | B5(83) | Reverser Randomise |
C4(60) | Gator Effect On/Off | C6(84) | Gator Randomise |
各内蔵エフェクトのパラメーターはMIDI コントロールチェンジで操作できます。
MIDIコントロールチェンジ番号は各パラメーターごとに記載しています。
Utsbox Glitchを使った楽曲やデモなど
本VST3プラグインを使用して作られた楽曲やデモになります。ご利用いただきありがとうございます。
あのーど(@anode6151)さん
うつぼかずら@vstcpp さんのUtsbox Glitchを使ってみました。UIがシンプルで分かりやすく使いやすいです。同系統プラグインのdblue Glitchはパラメータが多く音作りはより広いですが、超とっつきにくいので、シンプルで厳選されたパラメータのみでサクサク曲作りが出来る Utsbox Glitch はおススメです pic.twitter.com/Zu6nM96RFj
— あのーど a.k.a NICHE & UNIQUE (@anode6151) March 7, 2021
Uhito Kiyosue(@uhitokiyosue)さん
Utsbox Glitch Ver2.0b 64bit VST3https://t.co/G68woWlSzV pic.twitter.com/VO5rB9UUZE
— Uhito Kiyosue (@uhitokiyosue) March 21, 2021
Dᴇʙᴜɢ_Mᴏᴅᴇ(@debugmode_jpn)さん
Utsbox Glitchの究極リトリガーです。
動画は「リトリガーのみ使用」なんだけど柔軟すぎてテープストップやグラニュラーにも踏み込んでいる。 pic.twitter.com/4BLa8d4ST3
— DᴇʙᴜɢMᴏᴅᴇ (@debugmode_jpn) March 27, 2021
不具合・要望について
不具合・要望についてはマシュマロから匿名で報告・連絡できます。
■マシュマロアカウント:vstcpp URL:マシュマロ(https://marshmallow-qa.com/vstcpp)
また、コメント欄や掲示板、Twitterでも報告・連絡できます。(掲示板、コメント欄は匿名で記載可能です。)
■掲示板
■Twitterアカウント:@vstcpp URL:https://twitter.com/vstcpp
免責事項
本ソフトウェアを使用したことによって生じたすべての障害・損害・不具合等に関しては、私と私の関係者および私の所属するいかなる団体・組織とも、一切の責任を負いません。各自の責任においてご使用ください。
利用にあたっては必ずアンチウィルスソフトウェア等でチェックのほどお願いいたします。
更新履歴
更新日 | Version | 更新内容 |
---|---|---|
2021/2/28 | 1.0 | 新規公開。 |
2021/2/28 | 1.1 | Retrigger有効時にFilter・Lo-Fi・Gatorが機能しない不具合を修正。 FL Studioで画面が黒くなる不具合の対応として定期的に画面を更新する機能を追加。 |
2021/3/3 | 1.2 | 各エフェクトを有効・無効を切り替えるMIDI Note番号を記載。 Shufflerの長さバーがすべて0のとき、Shufflerが無効となるよう修正。 Shuffler・Retrigger・Reverserの不具合を修正。 |
2021/3/6 | 1.3 | 操作画面の誤字を修正。 オートプレイ設定のLengthが機能していない不具合を修正。 |
2021/3/7 | 1.31 | 操作画面の誤字を修正。 マニュアルを追加。 |
2021/3/9 | 1.4 | オートプレイ設定のLengthにInfiniteを追加。 TapeStopのStartSpeedとStopSpeedが逆になっていた不具合を修正。 |
2021/3/20 | 2.0 | 操作画面を刷新。パラメーターを数値で入力できるよう機能を追加。 内蔵エフェクトごとのパラメーターのランダム化機能を追加。 オートプレイ及び内蔵エフェクトのパラメーター操作内容のMIDI出力機能を追加。 内蔵エフェクトのMIDI CCの割り当てを変更。 Filter機能有効時に出力がモノラルとなる不具合を修正。 Retrigger及びReverserがテンポ60以下で正常に動作しない不具合を修正。 Retrigger及びReverserの機能を拡張。 |
2021/3/26 | 2.1 | リトリガーにBeatSyncボタンを追加。 再生自の1拍目のリトリガーが無音になる不具合を修正。 操作画面のボタンの反応を改善。 操作画面の誤記を修正。 |
2021/4/12 | 2.2 | Shufflerにシンプルモードを追加。 |
2022/5/29 | 2.3a | 全エフェクト一括のランダム化ボタンを追加 一部の誤記を修正 |