VST SDK 3.7.5が公開されました。

VST SDK 3.7.5が公開されました。

2022年5月16日に、VST SDK 3.7.5が公開されています。

参考→sdk.steinberg.net

フォーラムではなく、公式の変更履歴は「VST3 Developer Portal 変更履歴」にあります。

VST SDK 3.7.4からの変更点は下記のようです。
(公式サイトからの翻訳ですが英語は自信がないです。また、一部 補足などを入れております。)

  • インターフェイス・フラグ等の修正
    • プラグイン情報(モジュール情報)を記載したmoduleinfo.jsonファイルが利用できるように変更。
      • 作成したプラグインのフォルダに「/Contents/moduleinfo.json」のようにに配置することで、ホストアプリケーションが.vst3ファイルを読み込むことなく、情報を取得できるようになった。
      • プラグインの情報には、ファクトリ((PFactoryInfo)情報・クラス(PClassInfo)情報・スナップショット・互換性の一覧を記載することができる。
      • moduleinfo.jsonはVST 3 SDKを使ったビルドを行う際に自動で作成される。
      • VST 3 Developer Portal – Moduleinfo
    • 新しいインターフェイス「IPluginCompatibility」(pluginterfaces/base/iplugincompatibility.h)を追加。(moduleinfo.jsonファイルが利用できないときに互換性情報を取得するためのインターフェイス。)
    • Visual Studio 2022で「Error E0020 identifier “atomic_fetch_add” and “atomic_int_least32_t” is undefined」が発生しビルドできない不具合(Issue #90)を修正。
    • Windows ARM64ECをターゲットとした場合の警告を修正。
    • SMTG_CONSTEXPR 利用時のconstexprの問題を修正。

  • フラグ・列挙型等の追加
    • speaker arrangementに下記の3D用のスピーカー構成が追加。
      • k50_5_3 → L R C Ls Rs Tfl Tfc Tfr Trl Trr Bfl Bfc Bfr
      • k51_5_3 → L R C LFE Ls Rs Tfl Tfc Tfr Trl Trr Bfl Bfc Bfr
      • ITU 4+5+1 Sound System E用構成
        • k50_4_1 → L R C Ls Rs Tfl Tfr Trl Trr Bfc
        • k51_4_1 → L R C LFE Ls Rs Tfl Tfr Trl Trr Bfc
      • ITU 3+7+0 Sound System F用構成
        • k70_3 → L R C Ls Rs Sl Sr Tsl Tsr Trc
        • k72_3 → L R C LFE Ls Rs Sl Sr Tsl Tsr Trc LFE2

  • ヘルパークラスの追加・修正
    • モジュール情報(moduleinfo.json)のサポートに伴い、「public.sdk/samples/vst-utilities」を追加。このツール(サンプル)を用いてjsonファイルの生成などができる。
    • モジュール情報(moduleinfo.json)の生成とパースのために「public.sdk/source/vst/moduleinfo」を追加。
    • _HAS_CXX17マクロが置き換えられていない問題を修正。(Issue #37)

  • VSTGUI 4.11
    • CLayeredViewContainerのサポートにより、WindowsでDirectCompositionを使用するよう変更。
    • 32bit Carbon(MAC)のサポートを終了。
    • イベント処理の再作成とその他 いくつかの問題修正を実施。

  • ドキュメントの追加・変更
  • CMAKEの修正
    • CMAKEの最低バージョンを3.19に変更
    • smtg_target_setup_as_vst3_example関数を追加
    • MACにおけるsmtg_target_set_bundle関数を修正
    • moduleinfo.jsonを作成するためのオプション「SMTG_CREATE_MODULE_INFO」を追加。(デフォルトでON)
    • project()関数内のVERSIONとDESCRIPTIONを使用してCMAKEバージョンファイルを自動生成するよう変更。
    • WindosでSMTG_PLUGIN_TARGET_USER_PROGRAM_FILES_COMMONをデフォルトでONにするよう変更。
    • GithubのREADME.mdにあるCMAKEの引数について更新。(etheory氏のPull Request #91より)

  • プラグインラッパー
    • AUv3ラッパー
      • AUv3 検証の問題を修正。(Issue #39)

  • サンプルの追加・修正
    • マルチプログラムチェンジパラメータのサンプルとしてmultiple_programchangesを追加。「public.sdk/samples/vst/multiple_programchanges」にある。
    • CPU負荷シミュレーションパラメータをHostCheckerサンプルに追加。
    • バージョン管理とsmtg_target_setup_as_vst3_example関数の追加に伴いサンプル用CMAKEのリファクタリングを実施。

  • Validatorの修正(v3.2.20)
    • IPluginCompatibilityインターフェイスのテストを追加。

  • VST3PluginTestHostの修正(v3.3.0)
    • 32bitバージョンのサポートを終了。

  • VST 3 Project Generatorの修正(v2022.05)
    • VST3 InspectorをCompatibility JSONに対応。

VST3についての情報は下記にもあります。

また、質問やご指摘はコメント欄や掲示板Twitterでいただけばとおもいます。

掲示板
■Twitterアカウント:@vstcpp   URL:https://twitter.com/vstcpp


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