昨年末からいろいろと忙しく、更新する余裕がありません。
VST3の記載が中途半端ではありますが、しばらく更新を停止いたします。
3月ごろには余裕が出るかと思います。
ギター音源更新(20150105)
VST3.6勉強中の整理
「VST3.6勉強中」の中でソースコード全体が見たいとの要望がありましたので添付しました。
また、各メモにサブタイトルを付けました。ご参考になればと思います。
VST3.6勉強中
VST3.6勉強中 2 – VST3作成の準備
VST3.6勉強中 3 – 最小構成のVST3
VST3.6勉強中 4 – VST3のバスについて
VST3.6勉強中 5 – VST3プラグインのパラメーター実装方法1
VST3プラグイン開発05 – VST3プラグインのパラメーター実装方法1
VST3プラグインのパラメーター実装方法1
前々回ははじめてのVST3プラグインを作成いたしました。
今回は前々回のVST3プラグインにパラメーターを追加します。
今回作成するプラグインは下記のとおりです。
- パラメーターは1つ(ボリュームコントロール)
- 入力のボリュームをパラメーターにより調整して出力する
- 入力バス、出力バスは1つで、共にステレオ(2ch)
「バス」についての概念は前回記載したとおりです。
このVST3プラグインのサンプルソースファイルはこちらからダウンロードできます→vst3dev_20210403
ZIPファイルの中の「vst3dev02_パラメーター実装方法1」フォルダが今回のサンプルソースファイルになります。
コンパイル・ビルドの方法は簡単にこちらでご説明しております。ご参考までに。→サンプルソースファイルのビルド方法
パラメーター操作クラスの作成
まずはパラメーター操作を行うクラスを作成します。
このパラメーター操作クラスを定義して、後述するinitialize()関数内でパラメーターの追加処理(parameters.addParameter()関数を呼び出す)を行うことで、パラメーターを追加できます。
上記の図のパラメーターはホストアプリケーション(Cubase,Sonar等のDAW)が標準で持つUIを使用しています。
独自のUIをの作り方は、「ツールを使ったVST GUIの作成方法」や「最小構成のVST GUIコード」「VST GUIコードでのつまみ(ノブ)等の実装方法」などに記載しております。
VST3プラグイン開発04 – VST3のバスについて
VST3のバスについて
前回は最小構成のVST3プラグインを作成しましたが、その中にあったバスの概念について簡単にメモいたします。
(VST SDKのバスに関する情報がないため一部推測による記載になります。)
VST3のプラグインには「バス」というものがあります。
「バス」とはコンピュータでは”データの流れる道”になります。
VST3のプラグインには「AudioBus」(オーディオバス)と「EventBus」(イベントバス)の2種類のバス(データの流れる道)があります。
- AudioBus
- EventBus
オーディオデータ(音声波形データ)の流れる道。
オーディオバスには「モノラルのオーディオバス」や「ステレオのオーディオバス」等の構成がある。
イベントデータ(ノートオン、ノートオフメッセージ等)の流れる道。
VST3プラグイン開発03 – はじめてのVST3プラグイン
はじめてのVST3プラグイン
前回はVST3のプラグインを作成する際のVisual Studioのプロジェクト作成について記載いたしましたので、今回はさっそくVST3プラグインを作成します。
今回作成するプラグインは下記のとおりです。
- パラメーターはなし
- 入力をそのまま出力する
- 入力バス、出力バスは1つで、共にステレオ(2ch)
上記にある「バス」についての概念は次回あたりで記載できればと思います。
このVST3プラグインのサンプルソースファイルはこちらからダウンロードできます→vst3dev_20210403
ZIPファイルの中の「vst3dev01_はじめてのVST3プラグイン」フォルダが今回のサンプルソースファイルになります。
コンパイル・ビルドの方法は簡単にこちらでご説明しております。ご参考までに。→サンプルソースファイルのビルド方法
はじめてのVST3プラグイン作成の流れ
はじめてのVST3プラグインでは、主に下記の3つを実装します。
- FUIDの作成
- プラグイン情報の設定
- 音声処理クラスの作成
ここで作成するはじめてのVST3プラグインのサンプルは実行時に一部のホストアプリケーション(Sonar、VSTHost等のDAW)でエラー(例外)が発生する場合がございます。
エラー発生の際は「VST3プラグインのパラメーター実装方法1」まで進めていただき、再度試していただきますようお願いします。
FUIDの作成
VST3プラグイン開発ではFUIDというIDが必要となります。
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