MIDIノートオン・オフの出力

MIDIノートオン・オフの出力

VSTではMIDIメッセージを出力することができます。
これにより、MIDIエフェクトのようなものや音声信号からMIDIへの変換などを行うことができます。

ここでは、音声処理クラスからMIDIメッセージを出力する方法を説明いたします。

なお、MIDIメッセージの入力などについては下記をご参照ください。

MIDIメッセージの受取1 MIDIのNote On、Note Offメッセージを受け取る方法の記載しています。簡単なモノフォニックシンセサイザーを作成しています。
MIDIメッセージの受取2 MIDIのControl Change、Pitch Bendなどのメッセージを受け取る方法の記載しています。

サンプルでは、入力されたMIDIノートオン・オフメッセージそのまま出力するだけのものを作成しています。
まずは音声処理クラスのinitialize関数に出力用のEventBusを追加します。(「入力イベントバスの追加」とほぼ同じです。)

【processor.cpp】

次に音声処理クラスのprocess関数にMIDIノートオン・オフメッセージを出力する処理を追加します。
MIDIノートオン・オフメッセージを出力するには、data変数からoutputEventsを取得し、このoutputEventsにイベント(MIDIノートオン・オフメッセージ)を追加します。

【processor.cpp 追加分】

以上で音声処理クラスからMIDIメッセージを出力することができます。

上記以外にもVST3.6についての情報があります。下記をご参照ください。

また、質問やご指摘はコメント欄や掲示板Twitterでいただけばとおもいます。

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