SoundFontを読み込むサンプルコード
SoundFontを読み込みのサンプルコードはこちらになります。
サンプルファイルはこちらになります。 → riffsample_20231210
※Soundfontファイル読込サンプル以外にもWavファイルなども同梱されています。
SoundFontの読み込みサンプルでは下記を内容が実行されます。
- 実行ファイルと同じフォルダ内にある「test.sf2」を読み込んで内容を表示
- 「test.sf2」読み込み後、指定したプリセットを組み立て、プリセット内のすべてのボイスのパラメータ情報を表示
- MIDIノートNoとベロシティを指定すると、発音すべきボイスのIDを表示
SoundFontファイル「test.sf2」は読み込みたいSoundFontファイルのファイル名を変更してご用意ください。
このファイルがない場合、エラーが発生します。
使用方法などはこちらのリンクはこちらにまとめております → SoundFontの読み込みと組み立て
サンプルソースファイルのビルド方法
新規プロジェクトの作成
サンプルソースファイルをビルド、実行するには新しくプロジェクトを作成します。
Visual Studioを起動し、メニューから「ファイル」→「新規作成」→「プロジェクト」を選びます。
開いたウィンドウ左側のツリーメニューから「VisualC++」→「Windows デスクトップ」を選び、中央の一覧から「Windows デスクトップ ウィザード」を選びます。
ウィンドウ下部でプロジェクト名を指定し、「OK」ボタンを押すとウィザードが立ちあがります。
開いたWindows デスクトップ ウィザードでアプリケーションの種類を「コンソール アプリケーション(.exe)」とし、追加オプションの「空のプロジェクト」にチェックを入れ、「プリコンパイル済みヘッダー」のチェックをはずし「OK」ボタンを押します。
項目 | 値 | |
---|---|---|
アプリケーションの種類 | コンソール アプリケーション(.exe) | |
追加オプション | 空のプロジェクト | チェックあり |
シンボルのエクスポート | チェックなし | |
プリコンパイル済みヘッダー | チェックなし | |
セキュリティ開発ライフサイクル | チェックなし |
プロジェクトフォルダへのコピー
ダウンロードしたサンプルソースファイル(.zipファイル)を解凍(展開)してください。
サンプルソースファイル解凍後、サンプルソースファイル(.cpp、.hなど)をソースファイルフォルダにすべてコピーします。
プロジェクトのソースファイルフォルダは標準では「C:\Users\<ユーザ名>\source\repos\<プロジェクト名>\<プロジェクト名>」になります。(プロジェクト作成時に変更した場合は、そちらに読み替えてください。)
サンプルソースファイルのプロジェクトへの追加
「ソリューションエクスプローラー」の「ソースファイル」フォルダにサンプルソースファイルをドラッグ&ドロップします。
(「ソースファイル」フォルダでなくてもかまいません。.cppや.h等のファイル種別ごとにフォルダを分けてもかまいません。)
「ソリューションエクスプローラー」は標準で開かれていると思いますが、画面上になければメニューから「表示」→「ソリューションエクスプローラー」で開いてください。
プロジェクトのビルド
サンプルソースファイルの追加が終わればビルドします。
まず、プロジェクトの設定が「Debug」の「x86」となっていることを確認してください。
そして、メニューから「ビルド」→「<プロジェクト名>のビルド」を選んでビルドを実行します。(今回はプロジェクト名が「ビルド説明用」となっていますので、「ビルド説明用のビルド」となっています。)
ビルドを実行するとその結果が出力ウィンドウに表示されます。エラーがないことを確認してください。
プロジェクトフォルダに「\x86\debug」というフォルダが作られ、その配下に.exeファイルが完成していれば成功です。
(今回はプロジェクト名が「ビルド説明用」になっていますので、完成した.exeファイルは「ビルド説明用.exe」になっています。)
C:\Users\<ユーザ名>\source\repos\<プロジェクト名>\x86\debug\<プロジェクト名>.exe
読み込みたいSoundFontファイル(.sfファイル)をこのフォルダに「test.sf2」という名前に変更してコピーしてした後、作成された.exeファイルを実行すれば、サンプルが実行できます。
「test.sf2」がないとエラーが発生します。
なお、Visual Studioのデバッガ等から.exeファイルを実行した場合、読み込みたいSoundFontファイル(.sfファイル)はソースファイルフォルダに保存してください。
最後に
このサンプルコードについての説明はこちらにまとめております → SoundFontの読み込みと組み立て
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