エフェクターの簡単な実装例 – オートワウ

オートワウの実装例

オートワウとはテンポに合わせてカットオフ周波数を変化させたフィルターを入力信号に適用するエフェクターです。
※オートワウは本やサイトによって説明が変わるようですが、ここではテンポに合わせてかかるワウをオートワウとすることとします。

パラメーターとして下記がよく利用されます。

パラメーター 意味 だいたいの範囲
テンポ ワウの周期 25~300BPM程度
深さ ワウの深さ(周波数変化量) 0~5程度
カットオフ周波数 ワウで使用するフィルターのカットオフ周波数 200~5kHz程度

実装はカットオフ周波数をテンポに合わせて変化させたバンドパスフィルターを入力信号にかけます。

フィルタは「簡単なデジタルフィルタのサンプルコード」を使用しています。
あくまで実装例ですのでいい音質のものがほしい場合は、ご自身で試行錯誤いただくようお願いします。

【実装イメージ】

上記はあくまで実装例です。
バンドパスフィルタをローパスフィルタに変えたり、cos関数をノコギリ状の波形など 他の周期関数にすることでかかり方が変わってきます。
また、フィルタをかける前やかけた後に増幅したり飽和関数(tanh関数など)を適用してブーストしてみても面白いかもしれません。

質問はコメント欄や掲示板Twitterでいただけばとおもいます。
他のエフェクター実装例はこちらにもあります。 → エフェクターの簡単な実装例

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